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靭公園の行政代執行記録映画 [社会]

靭公園の野宿者テント行政代執行:若者らが記録映画制作、22日港区で上映 /大阪

 ◇「勝者、敗者にこだわる社会を見つめ直したい」
 大阪市内の専門学校で映像を学んだ若者たちが行政代執行法に基づく靭(うつぼ)公園(同市西区)の野宿者テントに対する強制撤去(今年1月30日)の際の騒動を撮影したドキュメンタリー映像を自主制作した。「勝った者、負けた者にこだわる現代の日本の縮図と考え、そんな社会を見つめ直したい」という。【高橋一隆】
 タイトルは「生存 ~06/1/30 靭公園行政代執行~」=自立、する・しない・させない。路上のリアル=で、20分。寒空の撤去前夜から始まり、「テントは住居だ」との横断幕の周囲に集まる野宿者たちの緊張した様子、強制撤去にやってきた市職員と民間警備員たちへの怒声、けが人の出た抵抗のありさまを収めた。代執行終了後、権力への抵抗を訴える活動家らしき男性がなかば涙声で「我々は闘うぞ」と連呼する様子には、安保闘争時の学生運動をほうふつさせる。
 大阪市は公園整備の妨げになるなどとして、靭公園のほか大阪城公園に集まる野宿者テントを強制撤去。動員された市職員と民間の警備員計約700人が計22テントを取り壊した。靭公園では、野宿者と支援者約50人がスクラムを組みシュプレヒコールを上げるなどして抵抗、混乱に府警の機動隊も出動し、激しいもみあいが続き、野宿者側にけが人や逮捕者が出た。
 野宿者は、全国で現在2万5300人程度(厚生労働省調べ)とされる。大阪市内に4分の1が集中していると言われるだけに、強制撤去については今もさまざまな見方がある。自主制作リーダーの中信吾さん(26)は「何もなかったように暮らす私たち。誰もが一緒に考えてもらえるテーマを見つけこれからも映像制作を続けたい」と話している。上映は22日午後2時、同市港区弁天1の市立弁天町市民学習センター(オーク2番街7階)で。

ソース:http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/osaka/news/20060720ddlk27040546000c.html

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失業者問題は国家レベルで考えなければならない程難しい問題だと思いますが、
「勝った者、負けた者にこだわる現代の日本の縮図と考え、そんな社会を見つめ直したい」
と言っている人達自身がレッテルを貼っていることに気が付かないのだろうか?
問題の根底にある、ギャンブル・消費者金融・銀行の貸し渋り・日雇労働におけるブローカの中間搾取などは無思考状態ですか。

以前聞いた話ですが。
ある借金の保証人になってしまい、返済に窮し夜逃げして野宿者になってしまった人の
事情を詳しく聞いてみたらびた一文返済する必要は無かったそう。

野宿者個々の背景は全て違うはず。
こんな「権力が悪い」。「勝者と敗者の二極化」というような結論ありきの映像制作ではなく、なぜ野宿者になってしまったのか、なぜ野宿者が拡大していくのかを掘り下げていかなければ「一緒に考えるテーマ」とはならないだろう。

「権力への抵抗を訴える活動家らしき男性」
活動方向が180度違います。
野宿者等の社会的弱者を利用して権力闘争に利用するという中核派がよく使う
悪質な手口である。

一市民からの本音を言うと子供を連れて靭公園に行ったとき、野宿者がいると
安心して遊ばせられない。
子供がなにをされるか分からない不安がすぐ近くにある。
それを承知の上で「勝者、敗者にこだわる社会を見つめ直したい」というのは欺瞞でなのではないだろうか。


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